八正道の正しく生きる8つの教えとは?
もくじ
八正道の目的
わたしたちには、生老病死や、あらゆる欲、憎しみなどの感情があり、それが苦しみのもとになっていますね。
こんにちの仏教では八正道(はっしょうどう)は、苦しみの原因を取り除いて、さとりを開くための道すじを見せるためと言われています。
お釈迦さまの教えである八正道は、仏教の基本的な教えとして広く知られていますが、そこにはもっと深い意味があるんですよ。
でも、その意味を理解することは必ずしもかんたんではないです。
八正道の8つの内容
八正道は、
① 正見 ② 正思 ③ 正語 ④ 正業 ⑤ 正命 ⑥ 正精進 ⑦ 正念 ⑧ 正定 |
この八つからできています。
これらの道は、仏教を学ぶ人が悟りに至るための道を表していて、最終的には「解脱」、つまり煩悩や苦しみからの完全な解放を目指すものとなっているんでよ。
ただ、それだけでは本当の八正道とは言えません。ここでは世間一般に言われる八正道よりももっと深い意味の八正道についてお伝えしたいと思います。
八正道の8つの正しい道とは?
八正道~1.正見(正しい見方)
八正道の第一番目の「正見」とは、現実を正しく世界を見ることです。何が正しいかは人によって判断が違いますが、世間一般には常識のことを言っています。
だけれども、常識もあやふやなもので、国によっては常識が180度違ったりしますから、これが絶対に正しいとは言い切れないですね。
では、何が正しいのかと言う疑問が湧いてきますね。答えを先に言っちゃうと、正しいとは、仏教、特に法華経では宇宙の誕生のメカニズムを知ることなんですよ。
これは変えようない普遍的な事実、つまり真理というものです。これが高い次元の正見です。
まさか、仏教でそんなことを教えるいるとは思ってもみなかったかもしれませんね。しかし、お釈迦様が2,500年前に説かれたこと、つまり法華経に書いてあることが正しいんです。
宇宙がどうやって何も無いところから生まれたのか、その問いを理解することが、仏教的な「正見」なんですね。その方法が法華経に書かれているんです。
八正道~2.正思(正しい考え方)
八正道の第二番目は「正思」です。
正しい見方を持ったあとにやることと言えば、正しい見方をモトにして正しく考えることです。
これまた、どうやって正しく考えるのかと言う疑問が湧いてきますね。正見ができていないと正思ができないことは言うまでもないです^^
現代では、お金がすべて、人のことはどうでもいい、「今だけ自分だけ」のような考えがまかり通っていますけど、これは間違いなのはすぐに分かりますよね?
滅私奉公とか利他の心とか、人のために尽くすことで自分も人も幸せになると言うのが正しいです。
では、お金もうけはやってはいけないのかと言うと、そうではなく不自由なく過ごせるお金は必要ですが、必要以上に着飾ったり、美味しいものばかり食べたりのような贅沢をする必要はないですよ。
お金以上に大切なのは、宇宙の構造や物理の法則を理解し、それに基づいて理にかなった答えを見つけることなんですね。
つまり、人間と宇宙の変えようのない本質について考えることは理にかなったことですし、それが正しい考えなんです。それがつまり八正道の正思というわけです。
なかなか、ここまで気がつく人はいませんけれど、いずれ分かる時代がやって来るでしょう。
正しい考えをしていないからこそ、地球上から戦争は無くならないし、ウソがまかり通ったりしているわけで、人類すべてが人間の本質を追い求めるようになると世界は平和になるでしょう。
八正道~3.正語(正しい話し方)
正しい見方、正しい考え方ができたら、それを人に伝えないといけませんね。それには間違いのないように正しい言葉を使って、正しい話し方をしないとダメですね。
それが八正道の第三番目の「正語」です。
正しい話し方とは、話す内容が間違っていないことです。まず、考え方が間違っていると、口から出る言葉もウソばかりになっちゃいますよ。
そう言う意味で八正道は、一つの意味が独立しているわけではなくて、すべての要素がつながっているんですね。
もちろん話す技術として、ハッキリと分かりやすいようにやさしい単語で、聞こえやすいようにする必要はあります。
さらに、相手の知識や技量を見極めながら、相手のレベルと言っては失礼かもしれませんが、相手に合わせて話すことが必要ではないでしょうか。
つまり、正しい話し方をする前に、相手がどんな人かを見ることが不可欠なんです。
ウソ、いつわりのまかり通る世の中ですが、正しい話し方をしたいものです。逆に言うと、物事の本質、真理を話す人は正しい話し方をしていると言えますね。
特に人を導く人であったり教えを説く人なら、正しい話し方をしないといけません。ウソや間違ったことを教えてしまうと、その人の人生さえ狂わせてしまいますから。
結局、八正道でいう正語とは理にかなったことを話すことなんですね。高い次元の正語とは、なんで宇宙が生まれたのか、そして法華経とは何かを話すことです。
ウソの教えではなく、宇宙がなんで生まれたのか、そして法華経と何かを話すことが正しく話すこと、これが究極の正語です。
八正道~4.正業(正しい行い)
第四番目の八正道は「正業」です。
言葉だけでなく、行動もまた重要なんですよ。世間一般には、人のために尽くすこと、他人の迷惑にならないようにすることですね。
ここまでの3つが特に重要で、八正道の基本になります。
これまでで、正しい見方、正しい考え方、正しい話し方ができているので、今度はそれを実行に移すことですね。
正しいことと言っても、世間で言うような常識はもちろんですが、仏教ではさらに高い次元での行いをしなければなりません。
高い次元のおこないとは、つまり、人と宇宙の本質を説くことなんです。それには仏教を研究しないといけませんし、仏教について考えて、人に話すことです。
こうすることで、あなたの行いが自然と正業になるんですね。ちょっと世間で言う正しい行いとはちがうと思ったかもしれません。
でも、これが八正道で言う正しい行い、つまり「正業」なんです。
八正道~5.正命(正しい生活)
正しい行いをするためには、正しい生活をする必要があります。それには、何が正しいか、何が悪いのか、正しい判断をおこなうことです。
これが八正道の第5番目の「正命」になります。
もちろん、正しい見方、正しい考え方、正しい話し方、正しい行いができていれば自然と正しい生活もできるでしょう。
健康で生活に不自由なく過ごせること、家族を大切にすることもそうですね。
暴飲暴食や夜ふかし、ましてや犯罪を犯したりすることは正しい生活とは言えません。
これらは最低限守らないといけないことです。しかし、仏教を学ぶ人にとって、正しい生活とはなんでしょうか。
それは、仏教を研究すること、そして解脱して「宇宙は自らを何も無いところから生み出すことができる。」と気がつくことです。
八正道~6.正精進(正しい努力)
八正道の第6番目は「正精進」です。
便利で何でも手に入り、何不自由なく生活ができる日本なんで、決まった仕事を決まった時間だけ働けば生きて行くことはできます。
ほんと、努力しなくても生きて行ける楽な人生を送ることができますね。あとはゲームやスポーツ観戦をしていれば楽しいので、何かに努力して取り組むことは必要ないんですね。
ただ一部の人は、自分の夢にむかって進み、社会や人の役に立とうと努力しています。これも正しい努力です。
努力以上に努力する、心から努力することを精進と言いますが、高い次元の精進とは何でしょうか?
物理学者たちはなぜ宇宙が生まれたのか?誰がなんの目的で宇宙や地球をつくったのか?その答えを探して毎日努力しています。
ところが私たちは、なぜ自分がこの世に生まれたのか?生きる目的は何なのか?を考えなくなっています。
ですが、その答えは法華経にあります。法華経を読み、書き写して、朗読し、考えることでその答えが分かるようになっています。
人間の本質を求めて努力する、これこそ八正道でいう本当の精進です。
八正道~7.正念(正しい気付き)
八正道の第7番目は「正念」です。
なにかのきっかけがあって、「ハッ」と何かが頭にひらめくことを気づきと言います。急にものごとがわかったり、発見したときに「〇〇に気がついた」と使いますね。
その気づきも悪いことを考えるのではなく、良いことを考えて気づくことが正念です。
例えば、「あの人はよく気がつく」と言ったときは、誰かの役に立っていることを表しています。
これが世の中でいう気づきの意味です。
ところが仏教、とくに法華経ではもっと深い意味があります。
法華経が宇宙の誕生を教えているように、八正道でいう正しい気づきとは、宇宙の誕生のもとになっている真空の存在に気がつくことです。
先ほどの正しい精進を続けて法華経について考えていると、ある瞬間に真空の存在に気がつくようになります。
そして真空とは何か?真空はどんな働きをしているのかについて考えるようになります。これこそが正しい気づきなんです。
八正道~8.正定(正しい集中)
いよいよ八正道の最後に来ましたね。ここまでの八正道をまとめると、正しい見方、考えをしながら正しく話し、気づき、正しい行ないをしながら生活するように努力することでした。
これらに向かって一直線に進むことが八正道でいう「正定」です。つまり、正しく生きようとする姿勢こそが正定であり、常に八正道を思い起こし、考えて行動することなんです。
何が自分にとって正しいのか、また社会や人類にとって何が正しいのかを考え、すべての人の幸せを考えることが必要ですね。
一つのことに集中することが解脱につながるんです。ただし、地位やお金、権力を求めることが人類にとって幸せなことではないです。
自分だけが幸せだったらいい、なんて考えはまちがっていることは分かりますよね?
人類にとって本当に幸せなこととは、人がなぜ生まれて来たのか?人生の目的とは何なのか?なぜ宇宙があるのか?について考え、答えを求めることにあるんです。
その答えが書かれているのが法華経です!
八正道で解脱するとはどういうこと?
最終的に八正道が極まると解脱するのですね。どういうことかと言うと、例えば、相対論、量子論を見極めた人たちを考えて見てください。
ホーキング博士は、「宇宙は自らを無から生み出す。」と言いましたが、これはもう解脱者の視点なんですね。
何で真空が宇宙を生み出すのかと言う問いに、最初に神様がいたからではなく、初めから宇宙は真空の中に生み出され続けているというのが正しいんです。これこそが解脱した物理学者の考えです。
宇宙の誕生について考え抜いたホーキング博士は、解脱者と言えます。食欲、睡眠、物欲などの欲がなくなることが解脱と思われているようですが、食欲とか物欲がなくなるのが解脱でないんですよ。
一つのことに集中して達観することを解脱といい、さらに宇宙がなぜ生まれたかを悟った人が解脱者なのです。
八正道のまとめ
八正道の8つの要素
1.正しい見方
2.正しい考え方
3.正しい話し方
4.正しい行い
5.正しい生活
6.正しい努力
7.正しい気付き
8.正しい集中
八正道を理解し、実践することで、仏教の教えを理解できるようになります。八正道を現代的な文章で考え直すことは、より広い視点から宇宙や人間の存在する意味を追求することにつながっているのですね。
最終的には八正道を極めることによって、仏教では解脱に至るとされます。
また、現代においては、八正道が物理学者たちのように宇宙の真理を追求し、宇宙について深い理解を得るきっかけになるのです。
八正道とは、単に正しく生きることだけを言っていると思っていたかもしれませんね。それも大切なことなんですが、正しく生きるためには、結局は仏教を研究することに尽きますね。
正しく生きると言っても人によって何が正しいのかは判断基準が違いますから、間違ったことをしかねないです。
正しく生きるための正しい基準を教えてくれるのが仏教です。そのガイドラインが八正道なんです。
さらにワンランク上の八正道に行くためには、なぜ宇宙が生まれたのかについて考えることです。その答えは法華経に書いてあります。
何事も基本が大事なように、仏教を学び初めた人にとって八正道は避けて通れない学びの基本です。日々このことを忘れないようにして八正道を実践して行きたいものです。
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